「効率よく住宅展示場見学するためのチェックポイントを教えてほしい」
住宅展示場では様々なモデルハウスが並び、マイホームを建てる際の参考になります。
ただ、漫然と見てしまうと「想像と違った」なんてことにもなり兼ねません。
理想のマイホームを建てるためにも、重要な部分を意識してモデルハウスを見学すべきでしょう。
「でも住宅のことなんて分からないし、どこを見るべきか分からない」
という方もご安心ください。この記事では、理想のマイホームを建てる為に、住宅展示場でチェックすべきポイントを8つご紹介いたします。
住宅展示場に足を運ぶ前の事前準備や注意点などについても解説しています。ぜひ最後までご覧ください。
Contents
住宅展示場を見学する際のチェックポイント8選
住宅展示場を見学した際は、絶対に外せない8つのチェックポイントがあります。
- 全体の雰囲気・デザイン
- 住宅の工法・性能
- 部屋の配置・大きさ
- 生活・家事・来客の導線
- 収納スペース
- 住宅設備
- 保証・アフターサービス
- 担当者の信頼性
順を追ってみてみましょう。
全体の雰囲気・デザイン
まずは住宅全体の雰囲気やデザインです。
外観や間取りはハウスメーカーの特徴が表れやすい部分。自分に合ったハウスメーカーか見分けるにも重要なポイントになります。
外観・デザインを見るポイントは次の通りです。
外壁
外壁は大きく分けて塗壁・タイル貼りに分かれます。混合された場合もあるでしょう。
また、使用しているサイディング材も窯業・金属に分かれており、その組み合わせは無数とも言えます。また、環境によってメンテナンスのしやすさもだいぶ異なります。
モデルハウスを見たら、まずは自分の好みや住む予定の環境に合っているかどうか確認しましょう。
カラー
カラーはモノトーン・モダン・ヨーロピアンなど、ハウスメーカーのコンセプトによって様々です。
カラーは建物の構造や住宅設備との相性もあります。住宅の内外の雰囲気は一致しているかどうか、自分の好みの色はどんなものかをチェックしましょう。
せっかくマイホームを建てるなら、自分の好みや快適性を追求したいですよね。
ハウスメーカーによって、得意な工法やデザインは異なります。
外観やデザインには、ハウスメーカーの特徴が表れていますから
「このハウスメーカーは自分の理想を叶えてくれそうかどうか」
という視点でチェックしてみましょう。
住宅の構造・性能
住宅の構造や性能は、マイホームを建てるうえで絶対に知っておきたいポイントです。
住みやすさや災害時の備えに直結する部分だからです。
チェックしておきたい構造・性能は次の通り。
- 住宅を建てる際の素材・工法
- 耐震性・耐久性
- 断熱性・機密性
- 空気の循環環境
- 遮音・防音性能
これらの性能は災害時の耐久力・住みやすさ・住まいの維持費に直結します。
「安く建てたが維持費が高い…」
なんて後悔することにならないよう、必ず確認しておきましょう。
部屋の配置・大きさ
現在ではネット上でも間取り図やVRを使って配置や大きさなどの情報を集めることができます。しかし、図面だけでは実際のサイズ感がつかみにくいところもあるでしょう。
また住宅展示場では、事務所や打合せスペースを兼ねている為、実際に建てる住宅よりも広めに作られていたり、装飾されていたりします。
住宅展示場は実際に建てる家よりも少し贅沢に建てられているケースも少なくありません。それを踏まえた上でイメージしていた間取りに対してどのように配置されており、その広さが自分にとって大きいのか小さいのかなど具体的に確認していきましょう。
気になったところはメジャーで寸法を測ったり、ノートに書き留めておくと具体的に間取りをつくる際の参考になります。
生活・家事・来客の導線
住宅展示場において、導線のチェックは欠かせません。
どんなに素晴らしい部屋であっても、各部屋への移動が困難だと住みづらく感じるからです。
導線は次のポイントからチェックしてみましょう。
生活導線 | 玄関~キッチンや各部屋からのトイレ・風呂場までの行きやすさ |
家事導線 | キッチン~洗濯機や洗濯機~物干し部屋までの行きやすさ |
来客導線 | 玄関~リビングやリビング~トイレへの行きやすさ |
今住んでいる住宅にも、導線が良い場所と悪い場所があるはずです。そのことを思い浮かべながらチェックすると良いでしょう。
「気に入った住宅なのに、導線が微妙」
という時は、担当者に相談してみましょう。間取りのパターンを変えてくれる可能性もあります。
収納スペース
収納スペースは次のようなポイントをチェックしておきましょう。
- 目的とする部屋と収納タイプが合っているかどうか
- 収納タイプはどうか
- デッドスペースが生まれないか
- 間口や寸法
収納もクローゼット・シュークローゼット・ウォークイン・壁付けタイプの収納など、様々な種類があります。
収納は多ければ良いというわけではありません。
使い勝手が悪いと、間口や寸法が大きくても荷物が入らない可能性があります。
それぞれの収納のメリット・デメリットを考え、どんな収納がいくつ欲しいのか考えてみましょう。合わせてほしい理由も明確にしておくと、マイホームづくりのヒントになります。
住宅設備
住宅の設備はハウスメーカーによって様々です。基本的なものはキッチン・トイレ・洗面所・風呂場といったものになるでしょう。
メーカーによっては、次のようなものを設置している場合もあります。
- 太陽光発電
- 蓄電池
- 冷暖房管理システム
- 自動換気機能
こういった設備は非常に便利ですが「本当に必要かどうか」を考える必要があります。
太陽光パネルはあるに越したことはありませんが、日照が少なかったり、弱かったりする地域ではコスパが落ちてしまうでしょう。
展示場ではハイグレードな設備を投入している可能性もあります。導入するだけでかなりの金額になる場合もあるので、導入する際の費用や費用対効果のチェックも重要です。
保証・アフターサービス
保証やアフターサービスは長く済むうえで欠かせないものです。
通常、住宅は10年~15年ほどで劣化してきます。
建築直後にトラブルが発生する場合もあるでしょう。
そんな時に頼れるサポートサービスはあるかどうか、建築後何年まで保証してくれるのかどうかを確認しておくと、後々トラブルが起きた際も安心できます。
保証については「初期保証」と「延長保証」についても確認しておきましょう。
- 初期保証…10年無料など、一律の保証期間が定められているシステム
- 延長保証…有料点検やメンテナンスを行った後に保証が延長されるシステム
済む環境や住宅の状況によっても選択肢は変わってくるでしょう。
分からない方は、営業担当の方に確認し、相談してみてください。
担当者の信頼性
住宅展示場では案内してくれる営業担当が付くケースが多いです。
この担当者は、購入後も付き合いが続きます。
「信頼性といっても具体的に何を見れば…?」
という方は、次の点を参考にしてみてください。
- しつこい営業をしてこない
- 話を最後まで聞いてくれる
- レスポンスが迅速である
- 言葉遣いが丁寧
少しでも合わないと感じたら、担当者を早めに変えてもらった方がいいでしょう。せっかく理想の住まいを見つけても、担当者が原因で見送ってしまうケースもあります。
とはいえ、「変えてください」と角が立つような言い方もし辛いと思います。そんな時は、次のような言い回しでお願いしてみましょう。
- 「男性(あるいは女性)の担当者を希望したいのですが
- 「〇〇さんというご担当者様はいらっしゃいますか」
マイホームは作って終わりではありません。メンテナンスなど、その後もメーカーとの付き合いが続くものです。
理想的なマイホームづくりを行っていくためにも、担当者は妥協せずに見極めていきましょう。
住宅展示場を見学する前に準備しておきたいこと
住宅展示場見学は手ぶらでフラリと行くことも可能ですが、準備をしていくとよりコスパ欲情報を集めることができます。
ここでは住宅展示場見学をより良いものにするために、事前に準備すべきものについて見てみましょう。
見学するメーカーを絞っておく
1つ目は見学するメーカーを絞っておくことです。
モデルハウスの見学や検討は、意外と時間がかかります。1時間~2時間を目安にしてください。
また体力も使うので、1日に何社も回るのは得策とは言えないでしょう。
絞るべき数は3社が理想です。次のようなポイントをチェックして検討しましょう。
- 気になるハウスメーカーの口コミや評判をチェックする
- セミナーやイベントを把握しておく
- 理想のマイホームがあれば、そのデザインに近いメーカーを選ぶ
まずはこのようなポイントからハウスメーカーを3社ほど選びます。
3社回り終わり、時間と体力に余裕があれば、他メーカーに回るのも良いでしょう。
モデルハウスの見学後は、担当者との打ち合わせになる可能性もあります。
ある程度欲しい情報や理想のデザインをまとめておくと、打ち合わせの時間をより濃くできるでしょう。
事前に調査をしないまま回ると、チェックポイントや打ち合わせ内容が決まらないまま、時間を無駄にしてしまうことも。
効率的に時間を使うためにも、住宅展示場に足を運ぶ前に、必ず訪問したいメーカーを絞っておきましょう。
事前に予約する
住宅展示場の見学は事前に予約することをおすすめします。
基本的には予約なしで見学することも出来ますが、予約すると優先的に見学することができます。
土日祝日はイベントやセミナーを開催しており、込み合うことも多いです。
住宅メーカーの中には、予約時に質問事項や打ち合わせ内容を受け付けてくれる場合もあります。
持ち物・服装をチェック
住宅展示場に行く際は、次のような持ち物があると便利です。
- スマホ…お気に入りのデザインを撮影できる
- 筆記用具・ノート…質問事項や理想的な間取りなど、気になったことをメモする
- メジャー…寸法を測っておくと、過ごしやすい空間づくりの参考になる
住宅展示場では意外と動きます。服装は歩いたりしゃがんだりしやすい、動きやすい服装が望ましいです。
住宅展示場見学の流れ
住宅展示場見学の流れを知っておくと、当日の動きがスムーズになります。
実際の流れは次のようになっています。
- 予約したハウスメーカーのモデルハウスへ足を運ぶ
- 営業担当者と顔合わせ
- モデルハウスの説明・見学
- 予算や間取りについて打ち合わせ
- 次回以降の打ち合わせや方向性について確認
しっかり見学したり打ち合わせしたりする場合は、1時間~2時間かかります。
この間に、先に紹介した「見学時のチェックポイント」を全てカバーしたいところ。あらかじめチェックしたいポイントやチェックの優先順位を決めておくと、スムーズに見学できるでしょう。
また、見学後は質問事項が次々と浮かび、意外と時間を取られます。
「聞きたいことがありすぎて時間が足りない」
という方は、後日営業担当者と改めて打合せする時間を設けると良いでしょう。
住宅展示場を見学する際の注意点・マナー
住宅展示場での見学を有意義にするためにも、注意して起きたいポイントや知っておきたいマナーがあります。
次の点に気を付け、充実した見学にしていきましょう。
住宅展示場で有意義かつ楽しい時間を過ごすために、次の3点に注意しましょう。
あらかじめ予算やデザインを考えておく
訪問前にあらかじめ予算やデザインを考えておきましょう。
せっかく理想的な住宅を見つけても、予算オーバーで手が届かない…ということでは時間が無駄になってしまいます。
また、予算内であっても、将来の家族プランにそぐわないデザインや間取りである可能性もあるでしょう。
せっかくのモデルハウス見学です。時間も体力も使うので、有意義にしていきたいところ。
訪問する前に、予算・デザイン・間取りなどをある程度考え、先に担当者に伝えておきましょう。コスパの良い見学になるはずです。
実際に暮らすイメージを持つ
見学時は「実際に暮らすイメージ」を持つことが大切です。
漫然と見学していると「おしゃれだな」程度で終わってしまいます。見た目は大事ですが、見た目がいいだけでは快適な生活は送れません。
「実際に住んだらどうか」という視点持つことで、住宅のメリットやデメリットをしっかり確認することができます。今住んでいる住宅と比較するのも良いでしょう。
理想的な空間を作り上げるためにも、生活者としての視点をもって見学していきましょう。
最低限のマナーを守る
住宅展示場を見学する際は、最低限守っておきたいマナーがあります。次のポイントに気を付けましょう。
- 住宅を傷つけないように気を付ける
- 子連れの場合は目を離さない
- 撮影は許可を得て行う
- 冷やかしは厳禁
- 見学時の質問や打ち合わせ内容を最低限決めておく
1つずつ見てみましょう。
住宅を傷つけないように気を付ける
モデルハウスは絶対に傷つけないようにしましょう。程度によっては補償金を請求される可能性0ではありません。
モデルハウスはメーカーが時間や費用を投資して作ったものです。
傷つけてしまうと、余計な手間がかかるうえ、これから来るお客様の印象も左右してしまいます。
基本は手を触れないようにし、物を扱う際は許可を得ましょう。
子連れの場合は目を離さない
お子様連れの場合は目を離さないようにしましょう。思わぬトラブルを招く可能性があります。
また、おもちゃやお菓子などは持ち込みを禁じている場合もあります。事前に確認しておきましょう。
撮影は許可を得て行う
撮影は必ず許可を得てから行いましょう。
メーカーやモデルハウスによっては、撮影を禁じている場合があります
過去にはモデルハウスを勝手に撮影し、SNSに挙げたことでトラブルに発展したケースも。
無用なトラブルを防ぐためにも、必ず営業担当に確認しましょう。
冷やかしは厳禁
プレゼント目的などの冷やかし見学は厳禁です。
メーカーの担当者も、お客様のために貴重な時間を割いて見学に付き添ってくれます。
「住宅に全く興味関心を示さない」
「担当者の話を適当に聞いている」
などの行為は、担当者の方に大変失礼です。冷やかしはご法度なので、絶対にやめましょう。
住宅展示場を見学するメリット
住宅展示場を見学には様々なメリットがあります。
メリットを知っておくと、見学がより有意義になったり、マイホームづくりの判断材料になったりします。
メリットを理解し、住宅展示場の見学をより有意義なものにしていきましょう。
複数のハウスメーカーをまとめて見学できる
複数のハウスメーカーを同時に見学できるのは、住宅展示場の大きな魅力と言えるでしょう。一か所にハウスメーカーが集約されていると、次のような利点があります。
- 複数メーカーを同時に比較できる
- 複数のモデルハウスを短時間で回ることができる
- 複数のメーカーと1日で打ち合わせができる
依頼したいハウスメーカーが決まっている場合は、単独の展示場でもいいでしょう。そうでない場合、住宅展示場は効率よくハウスメーカーの雰囲気を掴むのにうってつけです。
「まだハウスメーカーを決めかねている」
という方は、同時にハウスメーカーを訪問できる住宅展示場がおすすめです。
マイホームづくりの参考材料になる
モデルハウスの見学はマイホームづくりの参考材料になります。
モデルハウスにはメーカーの工夫や技術が結集しており、新しい発見に出会えるからです。
また、最新技術やトレンドを、担当者に直接聞くことができます。
住宅に関する知識を深められるのも、住宅展示場ならではの魅力。
住宅の情報はネットでも集めることができますが、実際に体験しないと分からないこともあります。
まだイメージが固まってない方は、一度住宅展示場に行ってみましょう。
マイホームづくりのヒントが山のようにあるはずです。
セミナーやキャンペーンに参加できる
住宅展示場では様々なイベントが開催されています。
セミナーや来場者限定のキャンペーンといったものです。場合によっては、子どもから大人まで楽しめるイベントが開催されていることもあるでしょう。
セミナーでは建築に関する情報や資金計画の立て方など、マイホームを建てるうえで欠かせない情報を無料で聞くことができます。
専門家の話を聞ける絶好の機会なので、足を運んだ際はぜひ参加してみましょう。
また、来場者限定のキャンペーンやプレゼントがあることも。お得にマイホームを建てるチャンスにもつながりますので、事前に情報を仕入れていきましょう。
プレゼント目当ての参加はヒンシュクを買いますので、絶対に避けてください。
イベントなどは予約が必要な場合もあります。
ほとんどの場合、ホームページに掲載されていますので、あらかじめ確認しておきましょう。
住宅展示場を見学するデメリット
住宅展示場を見学する際には、デメリットもあります。
状況によっては「行かなければ良かった」なんてことにもなり兼ねません。
時間を無駄にしてしまわないためにも、デメリットについて把握しておきましょう。
グレードの高いモデルハウスばかり建てられている
住宅展示場のモデルハウスは、グレードが高いものが多いです。
理由は顧客の興味関心を惹くため。かなり大きめの規模(60坪前後)で作られていたり、高額なオプションが付いていたりするのです。
気に入ったモデルハウスがあっても、いざ建てようと思うと「予算オーバー」なんてこともしばしば。そのため、気に入ったモデルハウスがあった時は、次の点について担当者に確認しておきましょう。
- モデルハウスの予算
- 設備が標準仕様かどうか
実際にはモデルハウスより狭くなることがほとんど。オプションもハイグレードなものばかりなので、付けないことの方が多いでしょう。
「モデルハウスは大きめに作られている」
この点を理解した上で見学すれば、現実との差にがっかりすることはありません。
あくまでも「参考程度」にする気持ちで見学しましょう。
担当者から営業を切り出される可能性がある
住宅展示場では、担当者から営業を切り出される場合があります。
後日電話がかかってくる場合もあるでしょう。
もし営業されたくない場合は、最初から「見学のみ」「購入するつもりはない」ことを伝え、営業をお断りしておくのが無難です。
電話はアンケートをもとにかかってくるので、見学後はアンケートを書かずに展示場を後にすると良いでしょう。
担当者も仕事なので、受注のチャンスがあれば、ここぞとばかりに営業をかけてきます。
「営業をかけられるのはうっとうしい…」
と感じる方は、お互いのためにもあらかじめ「購入しない」ことをはっきり伝えておきましょう。
時間と労力がかかる
住宅展示場の見学は、非常に時間と労力がかかります。
事前の情報収集だけでも、かなり時間を割く必要があります。
忙しい方は準備するだけでも大変に感じるかもしれません。
1日中歩き回るので、体力的にも大変です。1軒を回るのに1時間~2時間かかるので、3軒回ると半日が終わります。
多くても1日3軒にとどめておくのが無難でしょう。
事前準備については、当記事の「住宅展示場を見学する前に準備したいこと」を参考にしてみてください。最低限のチェックすべきポイントが分かります。
メリットが多い住宅展示場の見学ですが、時間と労力を要することも認識しておきましょう。
そもそも住宅展示場ってなに?
住宅展示場とは、複数のハウスメーカーとモデルハウスが1か所に集約された施設のことです。
初めてマイホームを建てる方には、あまり聞き馴染みのない施設かもしれません。
住宅展示場について知っておくと、足を運ぶべきかどうかの判断材料になるでしょう。
ここでは、住宅展示場の目的や施設の内容について解説します。
ハウスメーカーが住宅展示場にモデルハウスを作る目的は?
ハウスメーカーが住宅展示場にモデルハウスを作る目的は、自社の商品販促やPRにあります。
顧客に商品を実際に体験してもらうことで、良さを実感してもらい成約につなげていくという狙いがあるのです。
建てられたモデルハウスは、どれもハウスメーカーの最新技術が詰まった高性能な住宅ばかりです。
最先端の技術に触れつつ、住宅に関する知識も深めることができるでしょう。
住宅展示場は、住宅のるつぼとも呼べる存在なのです。
住宅展示場はどんな施設?
住宅展示場の代表的な施設は、各メーカーが最先端の技術を集めて建てたモデルハウスです。
来場した顧客が無料で見学でき、常駐しているスタッフが案内をしてくれます。
場所によっては予約が必要な場合もあるでしょう。
多くの受託展示場では、センターハウスと呼ばれる施設もあります。
センターハウスは住宅展示場のインフォメーションセンターと呼べる存在で、場内のマップやイベント情報などを聞ける場所です。
このセンターハウスでイベントやセミナーが開催されることもあります。
子供から大人まで楽しめるイベントも開催されているので、子どもにとってはアミューズメントのような感覚で訪問することができるでしょう。
住宅展示場は見学だけでも歓迎してくれる
「まだ購入する予定はないけど、住宅展示場は見学するだけでもいいの?」
と不安に思う方もいるでしょう。結論を言うと、見学だけでも大丈夫です。
ハウスメーカーは、できるだけ多くの人に、自社のPRをしたいと思っています。そのため、住宅展示場にモデルハウスを作り、無料で見学できるようにしているのです。
つまり「見学だけしたい」という方でも、将来の顧客に繋がる可能性があるので、大関係というわけですね。
購入予定がない方は、最初から「見学だけしたい」旨を伝えておきましょう。
担当者もお客様が気軽に見学できるよう対応してくれるはずです。
基本的に予約しなくても見学可能です。
「近くを通ったから」という理由でも、自由に見学することができます。
ただし、混雑時に見学できなかったり、イベントに参加できなかったりすることもあるので、じっくり見たい方は事前に予約していきましょう。
近い将来、マイホームの建築を考えている方は、気軽にお近くの住宅展示場に寄ってみましょう。様々な発見があるはずです。
住宅展示場見学のチェックポイントまとめ
ここまで、住宅展示場見学のチェックポイントや注意点などについて述べてきました。まとめると次のようになります。
- 住宅展示場の見学時は8つのチェックポイントを必ず押さえる
- 事前準備をすると効率的に情報収集できる
- 注意点やマナーを確認してから赴く
- ハウスメーカーは見学だけでも歓迎してくれる
住宅展示場は意外に見学だけ訪れる方も多くいます。
「マイホームのイメージを掴みたい」
「お気に入りのハウスメーカーを探したい」
など、理由は様々です。
近い将来マイホームを考えている方は、住宅展示場へ足を運んでみるといいでしょう。
新しい発見をしたり、住まい作りに向けてのモチベーションを高めたりすることができます。
その際は、当記事で紹介したチェックポイントを押さえておくと、快適な住まい作りのヒントを掴むことができるでしょう。
住宅展示場へ赴く前に、ぜひもう一度チェックポイントをおさらいしてみてくださいね。