家づくりの予算を抑える方法は?注意すべきポイントも解説

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家づくりの予算を抑える方法は?注意すべきポイントも解説

大阪市北区にある工務店「エヌティーソリューションズ」

家づくりは一生に一度の大きな買い物。理想のマイホームを建てる夢が膨らむ一方で、予算のことが心配でなかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

「できるだけ費用を抑えたいけれど、どこを節約すればいいのかわからない」

「予算オーバーしないか不安」

このような悩みを抱えている方は少なくありません。

この記事では、家づくりで予算オーバーしてしまう原因をひも解きながら、コストダウンするための具体的な方法を解説します。

また、安易に費用を削らない方がよいポイントや、注意すべき点についてもご紹介します。この記事を読めば、あなたの理想を叶えながら予算内に収めるヒントが見つかるはずです。

家づくりで予算オーバーする原因

憧れのマイホームを建てる際、最初にぶつかるのが予算の壁です。なぜ多くの人が予算オーバーに陥ってしまうのでしょうか。ここでは、家づくりで予算オーバーする主な5つの原因を解説します。

トータルでかかる費用を知らない

家づくりで予算オーバーしてしまう最大の原因は、住宅にかかる費用の全体像を把握していないことです。注文住宅の費用は、建物本体にかかる「本体工事費用」だけでなく、電気やガス、水道の配管工事費用といった「付帯工事費用」、登記費用や税金などの「諸費用」、そして土地を持っていない場合は「土地代金」と、大きく4つの項目で構成されています。

本体工事費用だけを見て予算を組んでしまうと、その他の付帯工事や諸費用で予算オーバーを引き起こしやすいため注意が必要です。

また、住宅ローンの借入可能額が予想よりも少なかったというケースも少なくありません。早い段階で金融機関の事前審査を受け、自身がいくらまで借り入れできるのかを把握しておくことが重要です。

優先順位を付けていない

注文住宅では、間取りやデザイン、設備、住宅性能など、さまざまな面にこだわりたいと思うものです。しかし、「絶対に譲れない部分」と「妥協できる部分」の優先順位を明確にしていないと、いざ予算オーバーになりそうな時に、どこを削れば良いのか分からなくなってしまいます。

こだわりをすべて詰め込もうとすると、費用はどんどん膨らんでしまいます。家づくりを始める前に、家族で「これだけは譲れない」というポイントと、「ここは削ってもいいかな」というポイントを話し合っておくと、スムーズに予算調整ができるようになります。

住み始めてからのランニングコストを把握していない

家を建てた後のランニングコストを考慮せず、初期費用だけで予算を立ててしまうと、後々家計を圧迫する可能性があります。例えば、初期費用は高くても、断熱性や気密性に優れた住宅を選べば、住み始めてからの光熱費を抑えることができます。

長期的な視点で考えると、高性能な住宅は初期費用こそかかりますが、毎月の光熱費や将来のメンテナンス費用を抑えられるため、トータルでコストダウンにつながる場合が多いです。

補助金・助成金制度を活用していない

新築住宅の購入時には、条件を満たすことで国や自治体から補助金や助成金がもらえる制度があります。これらの制度をうまく活用すれば、自己資金の負担を減らし、予算内で理想の家を建てられる可能性が高まります。

住宅ローン控除や登録免許税の軽減など、税制上の優遇措置も利用できる場合がありますので、適用される制度がないか、事前にしっかりと調べておくことが大切です。

土地探し損をしている

土地から探す場合、家づくり全体の費用に占める土地代金の割合は非常に大きくなります。土地代金を抑えられれば、その分を建築費に回すことも可能です。安い土地にはいくつか特徴があり、例えば「日当たりが悪い」「複雑な形状」「旗竿地」などが挙げられます。

安くて良い土地は競争率が高いため、自分たちだけで探すよりも、不動産会社やハウスメーカーに希望を伝えておき、情報が入り次第すぐに連絡をもらえるようにしておくなど、効率的に情報を集めることが成功の鍵となります。

家づくりで予算を抑える方法

予算を抑えて理想の家を建てるためには、計画の初期段階から具体的なコストダウン方法を意識することが大切です。ここでは、特に効果の高い9つの方法をご紹介します。

デッドスペースを少なくして延床面積を減らす

延床面積は、建築費用を大きく左右する重要な要素です。建物の大きさが小さくなれば、使用する資材や工事費用も少なくなるため、コストを抑えることができます。

たとえば、廊下や階段、収納スペースを最小限に抑えたり、吹き抜けやロフトを有効活用して空間を広々と見せることで、生活に必要な面積を確保しつつ延床面積を減らすことが可能です。

広すぎる家は建築費だけでなく、住み始めてからの光熱費やメンテナンス費用も高くなるため、家族構成やライフスタイルに合わせた適正な広さを検討しましょう。

建物をシンプルな形にする

建物の形をシンプルにすることも、コストダウンに繋がります。外壁に凹凸の多い複雑な形状の家は、外壁材のカットや施工に手間がかかり、資材費や人件費が高くなる傾向にあります。

正方形や長方形に近いシンプルな形状の建物は、使用する資材を最小限に抑えられ、工事もスムーズに進むため、コストを削減できます。特に、1階と2階の面積がほぼ同じである「総2階建て」は、最もコストを抑えやすい形状の一つです。

間取りをシンプルにして部屋数を減らす

部屋の数が多いほど、壁や扉の数が増え、建築費用が高くなります。間仕切りの少ない開放的な間取りにすることで、費用を抑えることができます。

たとえば、子ども部屋は成長に合わせて間仕切れるようにしたり、将来的に書斎や趣味の部屋として使えるように、大きな一部屋として計画しておくのも一つの方法です。部屋数を減らすことで、採光や風通しが良くなるといったメリットも生まれます。

屋根形状をシンプルにする

屋根の形状もコストに影響します。複雑な形状やデザイン性の高い屋根は、工事に手間がかかり、資材費や人件費が高くなりがちです。

最もコストを抑えられるのは、切妻(きりづま)や片流れといったシンプルな形状の屋根です。これらの形状は、雨漏りのリスクも少なく、メンテナンス費用も抑えられるという利点があります。

水回りをひとまとめにする

キッチン、浴室、洗面所、トイレなどの水回りは、給排水管の工事が必要です。これらの設備をまとめて配置することで、配管を短くでき、工事費用を削減できます。

例えば、1階と2階にトイレを設置する場合でも、上下階で同じ位置に配置すれば配管を一本化でき、コストダウンに繋がります。

窓の数を減らす

窓の数や大きさを減らすことも、コスト削減に効果的です。窓は壁に比べて高価であり、設置費用や工事費用がかさむためです。

採光や風通しを確保するために必要な窓は不可欠ですが、採光や通風を計算し、必要最低限の窓に絞ることで、コストを抑えながら快適な住空間を保つことができます。

フェンス・門扉を設置しない

外構工事は、家づくりにかかる費用の中でも大きな割合を占めます。フェンスや門扉、カーポートなどは、本当に必要なものかどうかを検討することでコストダウンに繋がります。

しかし、防犯面やプライバシー保護の観点から、ある程度の外構は必要です。セキュリティを考慮し、不要なものを省くといったメリハリのある選択が大切です。

収納を一箇所にまとめる

各部屋に個別の収納スペースを設けるよりも、ウォークインクローゼットやパントリーなど、収納を一箇所にまとめる方がコストを抑えられます。個別の収納には壁や扉が必要となり、費用がかさむためです。

また、収納スペースに扉を付けず、カーテンやロールスクリーンで代用すれば、さらにコストを削減できます。

こだわらない部分は既製品を使う

造作家具や特注品は、家の個性を演出できますが、コストも高くなります。こだわりたい部分には特注品を使い、それ以外の部分には安価な既製品を活用することで、全体の費用を抑えられます。

照明器具や水回り設備など、既製品でもデザインや機能が豊富なものが多くあります。メリハリをつけて費用を配分することで、満足度の高い家づくりを目指せます。

コストダウンしない方が良いポイント

家づくりの費用を抑えることは大切ですが、安易にコストダウンしてしまうと、住んでから後悔する部分が出てくるかもしれません。特に、安心・安全な暮らしに直結する部分は、費用を削らないようにしましょう。

耐震性・耐火性などの安全面

地震や火災はいつ発生するかわかりません。万が一の事態から家族の命や財産を守るためにも、耐震性や耐火性に関わる部分はコストをかけるべきです。

耐震性や耐火性は、家の構造や使用する資材、工法によって大きく変わります。初期費用は高くなりますが、安心して長く暮らすための備えとして、妥協せずしっかりと予算を確保しましょう。

断熱性・気密性などの快適面

断熱性や気密性を軽視すると、夏は暑く、冬は寒い家になってしまいます。冷暖房費がかさむだけでなく、結露やカビの発生にもつながり、建物の劣化を早める原因にもなります。

良質な断熱材やサッシを選ぶことは、初期費用こそかかりますが、毎月の光熱費を抑えられ、長期的に見ればコストダウンに繋がります。快適な室内環境は、家族の健康を守ることにも繋がるため、優先的に費用を配分しましょう。

防犯・セキュリティに関わる面

家は大切な家族や財産を守る場所です。防犯性を軽視してコストダウンしてしまうと、空き巣などの被害に遭うリスクが高まります。

玄関ドアや窓、鍵の性能はもちろん、外部からの侵入を防ぐためのフェンスや門扉など、外構部分の費用も事前にしっかりと計画しておきましょう。家族が安心して暮らせる家づくりのために、セキュリティ対策には十分な予算を割くことをおすすめします。

家づくりの予算を抑えるうえで注意すべきポイント

家づくりの費用を抑えるために、コストダウンは有効な手段です。しかし、目先の費用だけにとらわれてしまうと、かえって後から大きな出費につながることもあります。ここでは、費用を抑える際に注意すべきポイントを3つご紹介します。

ランニングコストを考慮する

家づくりで考えなければならないのは、建築時のイニシャルコストだけではありません。住み始めてから毎月かかる光熱費などのランニングコストも重要です。

たとえば、初期費用はかかりますが、高断熱・高気密なZEH住宅は、月々の光熱費を大幅に抑えられます。長期的に見れば、初期費用を上回る節約効果が期待できるため、トータルでかかる費用を考慮した家づくりを心がけましょう。

メンテナンス費用も頭にいれる

家は建てて終わりではなく、築年数が経つにつれてメンテナンスや修繕が必要になります。安価な建材や設備を選んで初期費用を抑えても、劣化が早く、すぐに修理が必要になれば、結果的にコストが高くなってしまいます。

外壁材や屋根材などは、耐久性が高くメンテナンスがしやすい素材を選ぶと、将来的な修繕費用を抑えられます。設備を選ぶ際も、価格だけでなく、メンテナンスのしやすさや費用についても確認しておきましょう。

過剰な値切り交渉をしない

コストダウンのために、無理な値引き交渉をするのは避けるべきです。注文住宅には定価がないため、多少の値引きは可能ですが、過度な交渉は施工会社との信頼関係を損なうことになりかねません。

行き過ぎた値引き交渉の結果、目に見えない部分で質の低い資材に変更されてしまう可能性もゼロではありません。施工会社と良好な関係を築き、納得のいく形でコストダウンを進めるようにしましょう。

まとめ

家づくりは、人生の中でも大きなイベントです。理想のマイホームを手に入れるためには、予算の管理が成功の鍵を握っています。

予算オーバーを防ぐためには、まず「トータルでかかる費用」や「ランニングコスト」を正確に把握することが重要です。そして、何にこだわり、何を妥協できるのか、「家族で優先順位を明確にする」ことが家づくりをスムーズに進めるポイントになります。

費用を抑える具体的な方法としては、建物の形状や間取りをシンプルにする、水回りを集約する、延床面積を減らすなどが効果的です。しかし、耐震性・耐火性といった安全面や、断熱性・気密性といった快適性に関わる部分の費用は安易に削らないようにしましょう。

また、初期費用だけでなく、将来的なメンテナンス費用やランニングコストまで考慮した資金計画を立てることで、家を建ててから後悔のない暮らしを送ることができます。

家づくりの計画段階から、ご紹介したポイントを意識して進めることで、予算内で理想を叶えるマイホームを実現できるはずです。この記事が、あなたの家づくりを成功させる一助となれば幸いです。

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